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WPテーマ「SWELL(スウェル)」を使用した感想・レビューを紹介

今回はWordPressの人気有料テーマであるSWELL(スウェル)を使ってみた感想・レビューについてをご紹介していきたいと思います。
SWELL(スウェル)は当サイトで今も使用しているテーマで、非常に高機能かつ使いやすい為、WordPress初心者~上級者までにオススメしたいテーマとなっています。
目次
WordPressテーマ「SWELL(スウェル)」の概要・特徴

WordPressの人気有料テーマの1つである「SWELL(スウェル)」は、WordPressディベロッパーの了さんによって開発された国産のテーマです。
SWELLの大きな特徴としてはWordPress5.0から導入されたブロックエディターに完全対応しており、HTML や CSS といったプログラミングの知識がなくとも1クリックでリッチなデザインのコンテンツが快適に制作出来るという点です。
“コンテンツ制作のモチベーションを高めるための良きツールであること” を第一に考えながらSWELLは作られています。
引用元: SWELL公式サイト(https://swell-theme.com/)
■(参考)SWELLブロックエディターのデモ
その為、ブログやメディア運営などに非常に向いていて、それでいて企業サイトのような少しかっちりとしたサイト制作等にも十分使用出来るデザインの万能なテーマと言えます。
また、SWELLは100%GPL(General Public License)のテーマとなっている為、1度テーマを購入すればダウンロードしたファイルを複数のサイトで使用することが出来、購入価格は2021年8月現在で17,600(税込)となっています。
他の人気有料テーマとの価格比較
SWELLの購入価格が17,600円(税込)であるということは前述しましたが、この価格が高いのか安いのかといったことが気になる方もおられるかと思います。
そこで、下ではSWELLを含む人気有料テーマ(特にブログ、メディア向きテーマ)の価格をテーブルにしてまとめてみました。
スクロールできます
テーマ名 | 価格 | 利用出来るサイトの数 |
---|---|---|
STORK19 | 11,000円(税込) | 1回の購入で1サイトにのみ利用可能 |
SANGO | 11,000円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
JIN | 14,800円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
AFFINGER6 | 14,800円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
THE THOR | 16,280円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
SWELL | 17,600円(税込) | 複数のサイトで利用可能(第三者のサイトも含む) |
賢威8 | 27,280円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
こちらを見てみると、SWELLの価格は人気有料テーマの中では少し高い方であることが分かりますが、第三者に提供するサイトを含む複数のサイトで利用することが可能であるテーマはSWELLのみとなっていることが分かります。
ですので、もしWeb製作者の方でクライアントのサイトを有料テーマを使用して作成する機会が多いという方にとってはSWELLはかなりお得なテーマなのではないかなと思います。
SWELLを使用するメリット
それではここからはSWELLを実際に使用して感じたメリットについてをご紹介していきたいと思います。
100%GPLのテーマで、利用に関する制限が一切ない
まず1つ目のメリットとして挙げられるのは、SWELLは100%GPL(General Public License)のテーマで、利用の制限が一切ないという点です。

WordPressの思想を尊重し、SWELLは100%GPLとしています。
ご利用に関する制限は一切ございません。
引用元: SWELL公式サイト(https://swell-theme.com/)
その為、複数のサイトでSWELLを使用することが出来、さらにSWELLに関しては第三者に提供する目的で作成しているウェブサイトに関しても別途ライセンスや新しくテーマを購入することなく使用することが出来るので、この点が他のテーマよりも優れています。
カスタマイズ性が非常に高い
2つ目のメリットは、カスタマイズ性が非常に高いという点です。
大抵の場合、WordPressでいずれかのテーマをインストールした後は「外観」→「カスタマイズ」から各種の設定を行っていくのですが、SWELLの場合は「カスタマイズ」画面から1クリックで非常に多くの細かい設定が出来るようになっています。

その為、HTMLやCSSの知識がない方でもSWELLを使えばほとんどの場合、設定で困ることはありません。
また、設定項目の中にはPC表示の際とスマホ表示の際で異なる設定が出来たりするものもあるので、スマホの際のサイトの見え方などにもより注力することが出来ます。

メインビジュアルに動画を使用することが出来る
3つ目のメリットは、メインビジュアルに動画を使用することが出来るという点です。
メインビジュアルに動画コンテンツを使用することは、画像とは違って一瞬にして閲覧者の目を引きつける効果がある為、サイトの離脱防止にも役立ちます。
■(参考)SWELLでメインビジュアルに動画を設定したデモ
ただし、動画の内容があまりにもサイトとは無関係のものだったり、何もメッセージ性のない動画だったとすると逆にクライアントやサイト訪問者に良くない印象を与えてしまいかねないので、メインビジュアルに動画を使用する際はどのような動画を使用するべきなのかをよく吟味した方が良いかもしれません。
なお、SWELLでメインビジュアルに動画を設定したい場合は「カスタマイズ」→「トップページ」→「メインビジュアル」の画面から設定することが出来ます。


アドセンス広告の管理がしやすい
4つ目のメリットは、アドセンス広告の管理がしやすいという点です。
Googleアドセンス広告で最も効果的と言われている広告の配置箇所として、「タイトル下」「目次上」「記事下」の3箇所がよく挙げられますが、その内の「目次上」と「記事下」に関しては特赦なカスタマイズ等をしなくても全ての記事において配置するように設定することが出来ます。(「目次上」は「SWELL設定」、「記事下」はウィジェットから設定します。)
また、投稿リストにインフィード広告を表示させる設定も出来、こちらは「SWELL設定」内の「広告コード」タブの中にある「インフィード広告の設定」項目にアドセンスで取得したインフィード広告用コードを貼り付ければOKです。

SWELLを使ったデモサイトがいくつか用意されていて、デザインの着せ替えが簡単に出来る
5つ目のメリットは、SWELLを使ったデモサイトが公式サイトの方でいくつか公開されていて、そのデザインデータをインポートすることでデザインの着せ替えが簡単に出来るという点です。

サイトを開設した当初でサイトのデザインを考えるのが面倒だといった方や、SWELLのデモサイトの中で気に入ったデザインのサイトを見つけたという方はこのデモサイトをベースにしてサイトのカスタマイズをしていくと良いかと思います。
なお、デモサイトのデザインデータは以下のURL先でダウンロード出来、そのデザインデータをインポートするには別途「Customizer Export/Import」と呼ばれるプラグインをインストールして行う必要があります。

■(関連記事)「Customizer Export/Import」を使ってデザインを着せ替える方法
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「Customizer Export/Import」を使ってデザインを着せ替える方法
今回の記事では、WordPressのプラグイン「Customizer Export/Import」の使い方をご紹介したいと思います。 Customizer Export/Importを使用すれば、例えばローカル環境…
以上がSWELLのメリットでした。
SWELLのメリット
- 100%GPLのテーマで、利用に関する制限が一切ない
- カスタマイズ性が非常に高い
- メインビジュアルに動画を使用することが出来る
- アドセンス広告の管理がしやすい
- SWELLを使ったデモサイトがいくつか用意されていて、デザインの着せ替えが簡単に出来る
SWELLを使用するデメリット
次にSWELLを実際に使用して感じたデメリットについてをご紹介します。
1つのサイトにしか使用しないのであれば、値段が少し高い
まず1つ目のデメリットは、SWELLは1つのサイトにしか使用しないのであれば値段が少し高いという点です。
これに関しては先ほども「他の人気有料テーマとの価格比較」のところで紹介しましたが、SWELLの購入価格である17,600円(税込)は平均よりもやや上の価格設定となっています。
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テーマ名 | 価格 | 利用出来るサイトの数 |
---|---|---|
STORK19 | 11,000円(税込) | 1回の購入で1サイトにのみ利用可能 |
SANGO | 11,000円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
JIN | 14,800円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
AFFINGER6 | 14,800円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
THE THOR | 16,280円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
SWELL | 17,600円(税込) | 複数のサイトで利用可能(第三者のサイトも含む) |
賢威8 | 27,280円(税込) | 複数のサイトで利用可能 (※ただし、自分で所有するサイトに限る) |
ただし、あくまでも「1つのサイトにしか使用しない場合」の話で、もしSWELLを使用して複数のサイトを運営したいといった場合は、利用に関する制限が一切ない為(例: 複数サイトに使用OK、クライアントのサイトに使用OK)、コスパはかなりいい方だと思います。
人気セキュリティ対策プラグイン「SiteGuard WP Plugin」との相性が悪い
2つ目のデメリットは、人気セキュリティ対策プラグイン「SiteGuard WP Plugin」との相性が悪いという点です。

SiteGuard WP Plugin
日本語で設定できるので非常に人気のプラグインですが、PHP7.4にて不具合が発生してしまう報告がいくつか上がっています。
ログイン画面にアクセスできなくなってしまったり、重要なフックが動作せずにSWELLの定数が未定義になってしまったりするみたいなのですが、SiteGuard WP Plugin単体の不具合なのか、SWELLと相性が悪いのか、詳しくはまだ判明しておりません…。
引用元: SWELLで非推奨・不必要なプラグインと、推奨プラグインについて(https://swell-theme.com/basic-setting/4688/)
SiteGuard WP Pluginは株式会社JP-Secureが提供している国産の非常に人気のあるセキュリティ対策プラグインなのですが、SWELLではこのプラグインをインストールして有効化すると上記のような不具合が発生してしまうという報告がいくつか上がっているそうです。
なお、SWELLの開発者である了さんは「SIteGuard WP Plugin」の代わりとなる国産のセキュリティ対策プラグインとして、「XO Security」を推奨されています。

■(関連記事)セキュリティ対策プラグイン「XO Security」の設定方法を徹底解説
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セキュリティ対策プラグイン「XO Security」の設定方法を徹底解説
今回はWordPressのセキュリティ対策プラグイン「XO Security」の使い方・設定方法についてをご紹介したいと思います。 それぞれの設定項目についても1つ1つ詳しく解説し…
以上、SWELLのデメリットでした。
SWELLのデメリット
- 1つのサイトにしか使用しないのであれば、値段が少し高い
- 人気セキュリティ対策プラグイン「SiteGuard WP Plugin」との相性が悪い
SWELLの設定マニュアルについて
なおSWELLをインストールしたばかりでテーマのカスタマイズ設定方法が分からないといった方の為に、公式サイトの方で設定マニュアルが公開されています。

こちらのマニュアルは、WordPressの操作にまだ慣れていない方でも理解出来るように非常に細かく基本的なことから解説しているマニュアルとなっているので、SWELLだけでなくWordPress初心者にとっても役に立つはずです。
SWELL購入後のサポートについて
SWELLを購入した後は、購入者のみが利用できる SWELLユーザー専用のフォーラムサイト「SWELLERS’」に参加することが出来、そこで不具合に関する質問やSWELLの仕様や機能に関する質問などをすることが出来ます。
SWELLのフォーラムは非常に活発で、大体質問をすると2、3日以内にSWELLERSのメンバーの誰かや開発者本人が回答してくれるといった感じになっています。

また、チームコミュニケーションツールSlackを利用したSWELLERSのオンラインコミュニティも存在し、こちらではよりリアルタイムかつカジュアルに質問をしたりすることが出来ます。
他テーマからのSWELLへの乗り換えについて
ここまで記事を読んでSWELLに興味を持ったけれど、今使っているテーマからSWELLへとスムーズに乗り換えられるのかと思われた方もおられると思います。
SWELLでは旧テーマのショートコードやCSSの一部を引き継ぐことで、一時的に旧テーマの独自機能で書いた記事のデザインが崩れないようにすることが出来る乗り換えサポート用プラグインをいくつか用意しています。(乗り換えサポートに対応しているテーマは以下の通りです。)
乗り換えサポート対応テーマ
- Cocoon(コクーン)
- AFFINGER5(アフィンガー5)
- JIN(ジン)
- SANGO(サンゴ)
- STORK(ストーク)
- THE THOR(ザ・トール)
■他テーマからSWELLへと乗り換える際のサポート用プラグイン一覧はこちら
これらを使えば、記事のデザイン崩れを一時的に防ぐことが出来るので、その間に全記事のリライトを自分のペースで行なっていくことが出来ます。
なお、対応テーマは今後も随時増やしていく予定のようです。
まとめ
まとめです。今回はWordPressの人気有料テーマであるSWELL(スウェル)を使ってみた感想についてをご紹介しました。
SWELL(スウェル)は非常に高機能で利用出来る範囲も広く、それでいてマニュアル&サポートもしっかりしているWordPressテーマですので、「WordPressを始めたばかりで初心者にも使いやすいテーマを探している」といった方や、「アフィリエイトで稼げるサイトを作りたい」、「第三者用のウェブサイトにも問題なく使用出来るテーマを探している」といった方までたくさんの方におすすめ出来るテーマとなっています。
SWELLはこんな人におすすめ
- WordPressを始めたばかりで初心者にも使いやすいテーマを探している方
- アフィリエイトで稼げるサイトを作りたい方
- 第三者用のウェブサイトにも問題なく使用出来るテーマを探している方
ですので、ご興味ある方は是非1度、SWELLを使ってみることをおすすめします。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。