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個人事業主におすすめしたいネットショップ(ECサイト)作成サービス3社の紹介
個人事業主の方で自分で作ったオリジナル商品をインターネット上で販売したいといった場合、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目の方法が、楽天市場やAmazon.co.jp、Yahoo!ショッピングなどといったECモールと呼ばれるところに出店を申請し、モールから承認されることで販売を始めるといった方法です。
そしてもう1つ目の方法が、自分で自分専用(自社)のECサイトを作成し、その上で商品を販売を始めるといった方法です。
後者の方法は一見とても難しそうに聞こえますが、最近ではプログラミングスキル不要な様々なネットショップ作成サービスが登場したおかげで、実際はかなりハードルが下がっています。
そこで今回の記事では、自社のECサイトを作成したいと考えている個人事業主の方におすすめしたいネットショップ(ECサイト)作成サービス3社を詳しく紹介していきたいと思います。(ちなみに筆者は3社とも実際に登録をして、基本的なことは調査済みです。)
これから自分専用(自社)のECサイトを開設しようと考えられている方はこちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。
※なお、こちらの記事は2021年5月22日時点でのデータを元にしています。
1社目: BASE(ベイス)
まず1社目に紹介するのは、東京都港区六本木にオフィスを構えるBASE株式会社(BASE, Inc.)が提供しているネットショップ(ECサイト)作成サービス、BASE(ベイス)です。
2021年5月時点でのネットショップ開設数は140万を突破しており、2021年2月に株式会社マクロミルによって実施された「直近1年以内にネットショップを開設する際に利用したネットショップ作成サービスの調査」において、ネットショップ開設実績4年連続No.1に選ばれています。
以下がBASE(ベイス)の特徴です。
BASE(ベイス)の特徴
特徴1 – プログラミングの知識が不要
BASE(ベイス)でネットショップを構築する際は、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミングによるコーディングが不要で、管理画面から簡単にデザインを変更したりしてネットショップを運用することができます。
特徴2 – 初期費用、月額費用0円
BASE(ベイス)では、登録料のような初期費用や月額・年間料金などは一切かかりません。
ただし、商品が売れたときは手数料を払うシステムとなっています。
手数料の詳細は以下の通りです。(※手数料に加えて、事務手数料や振り込み手数料等が指定口座に振り込みする際、250円~750円程度かかります。)
特徴3 – 全国の商業施設・スペースで、ポップアップスペースでの出品ができる
BASE(ベイス)では、ストアオーナーのブランド作りをサポートする為に、全国の商業施設へのポップアップスペースでの出品サポートサービスを提供しています。
なお、現在(2021年5月時点)での出店できる商業施設数は、北海道・東北エリア3店舗、関東・甲信越エリア2店舗、東京エリア10店舗、関西エリア3店舗、九州エリア1店舗の計19店舗となっています。
詳しい店舗等について知りたい方は下のページでご確認下さい。
特徴4 – カード、銀行振込、コンビニ払い、Pay-easy、キャリア、後払い、PayPalなど7つの支払い方法に対応
BASE(ベイス)では、「BASEかんたん決済」という決済システムを使用していてカード、銀行振込、コンビニ払い、Pay-easy、キャリア、後払い、PayPalなど7つの決済手段を提供しています。
また、通常はネットショップに決済システムを導入するにはある一定の期間を要したり、導入に関する初期費用の支払いや毎月のシステム利用料のような手数料が別途かかる場合がありますが、「BASEかんたん決済」の場合であれば基本的には全決済、別途費用が発生することなく、ほぼ即日に導入することができます。
特徴5 – 登録商品数、データ容量無制限
BASE(ベイス)では、登録商品やデータ容量に上限がありません。
ただし、1日に登録できる商品数に制限があったり(最大1,000件)、商品数が増えてきてデータが増えてくるとサイトの動作が遅くなったりする可能性はあります。
Base(ベイス)はこんな方におすすめ
- プログラミングなど専門的なスキルがないけれども手軽にネットショップを始めたいと考えられている方。
- ネットショップを始めるにあたって、あまりリスクをとれない・とりたくない方。
- 自分の商品を実店舗で販売してみたい方。
などのような方におすすめです。
BASE(ベイス)は元々、代表の鶴岡さんの母の「ネットショップを作ってみたいけれど、どれも難しくてよく分からない。」という一言から始まったサービスだそうなので、インターネット素人にも優しいサービスになっていると思います。
また、BASE(ベイス)の操作で分からないことがあってもBASE(ベース)が運営しているBASE U(ベース・ユー)と呼ばれるサイトで様々な情報が調べられます。
なお、ここまででBASE(ベイス)に興味を持たれてBASE(ベイス)でネットショップを開業したいと思われた方がおられましたら下のリンクからBASE(ベイス)の登録画面へ飛ぶことができますので、是非登録してみて下さい。
2社目: STORES(ストアーズ)
2社目に紹介するのは、東京都渋谷区東3丁目16番3号 エフ・ニッセイ恵比寿ビル4階にオフィスを構えるヘイ株式会社が提供しているSTORES(ストアーズ)と呼ばれるネットショップ(ECサイト)作成サービスです。
2021年5月現在は、毎月1万ほどのショップがSTORES(ストアーズ)を利用して新たにネットショップを開設しています。
アンジャッシュの児嶋さんがCMに登場している下記のコマーシャルをご存知の方は多いのではないでしょうか?
以下がSTORES(ストアーズ)の特徴です。
STORES(ストアーズ)の特徴
特徴1 – プログラミングの知識が不要
STORES(ストアーズ)もプログラミングの知識等がなくても、デザインテンプレートを使用して簡単にネットショップがデザインできます。
特徴2 – 初期費用、月額料金0円(※フリープランのみ)
STORES(ストアーズ)では、フリープランとスタンダードプランの2つのプランがあり、フリープランのみの使用であれば初期費用と月額料金が0円でネットショップを開設できます。
ただし、こちらも商品が売れたときは手数料を払うシステムとなっています。
手数料の詳細は以下の通りです。(※手数料に加えて、事務手数料や振り込み手数料等が指定口座に振り込みする際、275円~550円程度かかります。)
フリープランとスタンダードプランの違いについては決済手数料が違ったり、決済手段の数が違ったり色々ありますが、詳しくは以下のページより確認できます。
ちなみにスタンダードプランの場合は月額2,178円(税込)がかかります。
特徴3 – 無料で各サービスの導入方法や、ノウハウ等が学べるオンラインセミナーを開催している
STORES(ストアーズ)では、各サービスの導入方法や、ノウハウ等が学べるオンラインセミナーを随時開催しています。
ネットショップの開設方法や、集客基礎など様々なオンラインセミナーが無料で行われていて、参加者はチャットでリアルタイムに質問することができるので、初めてSTORES(ストアーズ)を使ってネットショップを開設される方でも安心できます。
ただし、これらのオンラインセミナーに参加するには事前予約が必要になりますのでご注意下さい。
その他、詳しい詳細について知りたい方は以下のページをご覧下さい。
特徴4 – フリープランでは7つ、スタンダードプランでは9つの決済手段に対応
STORES(ストアーズ)では、フリープランではカード決済、銀行振込、コンビニ決済、翌月後払い、PayPal、キャリア決済、楽天ペイの7つの決済手段が利用でき、スタンダードプランではこれらに代金引換とAmazonPayの2つを加えた9つの決済手段に対応しています。
特徴5 – 登録商品数、データ容量無制限
STORES(ストアーズ)では、フリープランとスタンダードプランの両方とも登録商品数、データ容量は無制限に使用できます。
特徴6 – フリープラン、スタンダードプランの両方で48種類のデザインテンプレートが使える
STORES(ストアーズ)では、フリープランとスタンダードプランの両方でデザインテンプレート48種類を使うことができます。
その為、より自分の気にいったデザインを探すことができます。
なお、デザインテンプレート48種類全てについてを知りたい方は以下のページで見ることができます。
STORES(ストアーズ)はこんな方におすすめ
- プログラミングなど専門的なスキルがないけれども手軽にネットショップを始めたいと考えられている方。
- 1人だと調べながらネットショップを完成させられる自信がない方。
- よりネットショップのデザインに拘りたい方。
などのような方におすすめです。
また、STORES(ストアーズ)にはSTORES(ストアーズ)によるネットショップ運営に役立つ情報を発信している以下のウェブマガジンもありますので、何か分からないこと等があったら下のページから調べたりすることができます。
3社目: Shopify(ショッピファイ)
3社目に紹介するのは、カナダのオタワに拠点を置くShopify Inc.が提供しているShopify(ショッピファイ)と呼ばれるネットショップ(ECサイト)作成サービスです。
Shopify(ショッピファイ)は世界175か国の170万以上の店舗に使用されているサービスなのですが、2017年に日本に進出しました。
進出当初はShopify(ショッピファイ)に関する情報や書籍等がなかった為、あまり知られていませんでしたが、今では日本語専任のサポートもできた為、日本でも徐々にシェアを伸ばしています。
以下がShopify(ショッピファイ)の特徴です。
Shopify(ショッピファイ)の特徴
特徴1 – Shopify(ショッピファイ)には合計4つのプランがある
Shopify(ショッピファイ)には、ベーシックプラン、スタンダードプラン、プレミアムプラン、ライトプランの合計4つのプランがあり、全てにおいて月額利用料金がかかります。
月額利用料金について詳しく知りたい方は以下をご参照下さい。
ライトプランにつきましては目立たない箇所に書かれていますが、月額$9かかります。
特徴2 – 世界中の決済手段や言語をカバーしている
Shopify(ショッピファイ)は、2020年10月の時点で日本に拠点を置いている事業者であれば29種類の決済方法が利用できます。
また、言語についてはライトプランを除き、それぞれのプランには複数の言語で販売するオプションがあり、最多5か国語で販売することができます。
特徴3 – 70を超える豊富なテンプレート数
Shopify(ショッピファイ)では、2021年5月の時点で70種類を超える(77件)テンプレートが存在し、ビジネスに合わせて柔軟にカスタマイズすることができます。(※無料テーマと有料テーマを含みます。)
また、テーマを使ったデモサイトが下のページから確認できるので、導入をする前に動作の確認等を行いたい方はこちらで動作チェックをすることができます。
全てのテーマが非常にクオリティの高いものとなっているのが印象的です。
特徴4 – カートのみの利用ができるライトプラン
特徴1で話した通り、Shopify(ショッピファイ)には合計4つのプランがあるのですが、そのうちのライトプランと呼ばれるプランはカートシステム・決済機能だけを利用できるプランで、自分のウェブサイトやブログ、またはSNSアカウントなどにカートシステム・決済機能だけを導入するといったことができます。
ライトプランがShopify(ショッピファイ)では1番安いプランですので、WordPressの使い方やプログラミングの知識があり、自身の作ったデザインのウェブサイトにカートシステム・決済機能だけを追加したい方などにとってはとても都合のいいプランとなっています。
特徴5 – 登録商品数、データ容量無制限
Shopify(ショッピファイ)では、4つのプランの全てで登録商品数、データ容量が無制限です。
Shopify(ショッピファイ)はこんな方におすすめ
- 予算が充分にあり、しっかりとしたサイトを作っていきたい方。
- 最終的には海外市場でも商品を販売していこうと考えている方。
- より洗練されたネットショップのデザインに拘りたい方。
などのような方におすすめです。
Shopify(ショッピファイ)についての色々な詳しい情報を知りたい方はShopify Japan 株式会社が運営しているブログで発信されているので、こちらを参考にしてみるといいと思います。
また、Shopify(ショッピファイ)の日本語専任サポートに筆者は1度連絡をしたことがあるのですが、大体1週間前後で返事を返してくれるので、何かあった場合サポートに連絡してみるといったこともできるので必要があれば試してみて下さい。
まとめ
以上、個人事業主におすすめしたいネットショップ(ECサイト)作成サービス3社を紹介しました。
どれも全て素晴らしいネットショップ(ECサイト)作成サービスとなっているので、ご自身の状況を考えてよりご自身にあったものを選んで利用されるのが良いかと思います。
長くなりましたが最後までご覧頂き、ありがとうございました。