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初心者でも実践できる!WordPressのSEO対策10選
WordPressでサイトを作ったものの、どのように運用していけば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか?
せっかく素敵なWebサイトができても、集客ができなくて宝の持ち腐れ状態になってしまってはもったいないですよね。
そこで今回は初心者でもできるWordPressのおすすめSEO対策を解説します。
適切にSEO対策を施してWebサイトに訪問客を呼び込みたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
SEO対策とは?
SEO対策とは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭字語で、検索エンジン最適化対策のことを言います。
たとえば、「WordPress 使い方」で検索するとさまざまなWebページが上から順に表示されます。
Webページの表示順位は検索エンジンのアルゴリズムによって決定されますが、これを理解し、検索上位に表示させる施策全般をSEO対策と言います。
なお、検索エンジンにはGoogleやYahoo、Safariなどいくつか種類がありますが、最もシェアの高いブラウザはGoogleです。
そのため、一般的にSEO対策というとGoogleの検索順位を最適化することを指します。
投稿や固定ページ作成時にできるWordPressのSEO対策5つ
まずは投稿や固定ページでWebページを作成する際におすすめのSEO対策を解説します。
投稿や固定ページ作成時にできるWordPressのSEO対策は以下の5つです。
- meta descriptionタグを設定する
- クリックしたくなるタイトルを設定する
- コンテンツに独自性・体験を含める
- altタグを設定する
- 有用でないコンテンツを削除する(あるいはnoindexタグを設定する)
1. meta descriptionタグを設定する
1つ目は、meta descriptionタグの設定です。
meta descriptionタグは、ページの説明文を提供するために使用されるHTMLタグです。
説明文は、検索エンジンの検索結果ページでスニペットとして表示される場合があるため、ユーザーがページの内容を理解するのに役立ちます。
meta descriptionタグは検索順位に直接的な影響を与える訳ではありませんが、CTRを改善することによって、サイトへのSEO流入数に貢献することができます。
そのため、meta descriptionタグには100〜120文字程度の説明文を設定しておくようにしましょう。
なお、使用テーマによっては、投稿・固定ページの編集画面上でmeta descriptionタグの設定欄が用意されていない場合があります。
そういった場合は、「SEO SIMPLE PACK」や「All in One SEO」などのプラグイン導入して、meta descriptionタグを設定できるように必要があります。
2. クリックしたくなるタイトルを設定する
2つ目は、クリックしたくなるタイトルの設定です。
タイトルに関しても検索順位に影響を与える訳ではありませんが、CTRを改善することができ、SEO流入数を改善できます。
なお、クリックしたくなるタイトルにするには、以下のように記事を読むことで得られるベネフィットを入れてあげるのがおすすめです。
また、タイトルは35文字程度に収めるようにしましょう。
◾️ベネフィットを入れたタイトル例
- たった3ヶ月で5kg減!ダイエット成功のための基礎知識
- 【コピペOK】仕事が取れるWebライターの提案文の書き方
- 初心者でも実践できる!WordPressのSEO対策10選
など
3. コンテンツに独自性・体験を含める
3つ目は、コンテンツに独自性・体験を含めるという対策です。
Googleでは、ユーザーにとって魅力的で役立つコンテンツが高く評価されます。
そのため、上位記事ですでに解説されている内容をただ単に真似するのではなく、独自性を含めることが大切です。
コンテンツに独自性がある: 新規のコンテンツを作成する際は、たとえ一部であっても他人のコンテンツをコピーしないでください。ご自身の知識に基づいて、自分で作成してください。誰かが公開したコンテンツの焼き直しはしないでください。
引用:Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
特に最近では、Googleの品質評価ガイドラインが従来のEAT(専門性、権威性、信頼性)からEEAT(専門性、経験、権威性、信頼性)へと変更され、筆者の体験が要視されるようになっています。
このたび、検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。
引用:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加 | Google 検索セントラル ブログ | Google for Developers
そのため、できる場合は自身の体験を含めて記事を書くようにしましょう。
4. altタグを設定する
4つ目は、altタグの設定です。
画像を設定する際、altタグを使って代替テキストを設定することで、インターネット環境が悪く画像が表示されない環境では代替えテキストが表示されるようになります。
また、altタグで設定している代替テキストはスクリーンリーダーで読み上げられるようになります。
そのため、目の見えないユーザーが画像の内容を理解するのに役立ち、ページエクスペリエンスが上がることから間接的なSEO効果があると考えられます。
5. 有用でないコンテンツを削除する(あるいはnoindexタグを設定する)
5つ目は、有用でないコンテンツを削除するという対策です。
有用でないコンテンツは、そのページだけでなくサイト全体の検索順位を下げてしまう可能性があります。
そのため、有用でないコンテンツ(他記事と関連性のないコンテンツ)は削除するか、リライトするのがおすすめです。
有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、表示すべきコンテンツがウェブの他の場所にあると考えられ、検索での掲載順位が下がります。そのため、有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。
引用:2022 年 8 月の Google の有用なコンテンツの更新についてクリエイターが知っておくべきこと | Google 検索セントラル ブログ | Google for Developers
また、noindexタグを設定することでクローラーにクロールされないように設定することもできます。
アーカイブページやタグページなどの場合はページを削除することができないので、noindexタグを設定してあげると良いでしょう。
先ほど紹介した「SEO SIMPLE PACK」を導入していると、ページごとにnoindexタグの設定が可能です。
サイト全体でできるWordPressのSEO対策5つ
WordPress全体でできるおすすめSEO対策は5つです。
- XMLサイトマップを登録する
- SSLを導入する
- 常時SSL化を設定する
- 関連記事同士を内部リンクで繋ぐ
- サイト速度を改善する
1. XMLサイトマップを登録する
1つ目は、XMLサイトマップの登録です。
XMLサイトマップは、Webサイト上のページの階層構造や関連情報を、検索エンジンに対して伝えるためのファイルです。
XMLサイトマップを作成、登録することでクローラーがサイト構造を把握しやすくなるため、Webページがインデックスされる時間を早めることができます。
XMLサイトマップはプラグインを使用して作成し、Googleサーチコンソールに登録するのが一般的です。
XMLサイトマップの作成、登録方法は以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
2. SSLを導入する
2つ目は、SSLの導入です。
SSLとは、Webサイトとブラウザの間でデータを安全にやり取りするためにデータ通信を暗号化する技術のことを言います。
SSLを導入することで、URLがhttpからhttpsに変わり、ブラウザに「この接続は保護されています」といった鍵マークが表示されるようになります。
GoogleではSSLをランキングシグナル(ランキング順位を決める要因)の1つとしているため、導入することがSEO対策になります。
Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました。現在のところは、ウェブマスターが HTTPS に切り替えるための移行期間として、このシグナルのウェイトを非常に小さく設定しています(グローバル クエリの 1% 未満にしか影響せず、高品質のコンテンツなど他のシグナルよりウェイトが小さい)。しかし、誰もがウェブを安全に利用できるよう、すべてのウェブサイトの所有者に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えているため、今後このウェイトは大きくする予定です。
引用:ランキング シグナルとしての HTTPS | Google 検索セントラル ブログ | Google for Developers
最近の人気レンタルサーバーでは、無料で独自SSLが使えるようになっているため、導入していない方は設定しておきましょう。
3. 常時SSL化を設定する
3つ目は、常時SSL化です。
常時SSL化とは、WordPressの全ページにおいて常にSSLで通信が行われるようにすることを言います。
常時SSL化を設定することで、「http://〜」と「https://〜」が別ページと認識され、ページ評価が分散される可能性を防げます。
また、常時SSL化はWordPressのセキュリティを向上させる上でも重要なので、設定しておくことをおすすめします。
なお、常時SSL化を設定するには.htaccessファイルに以下の記述を追記します。(追記場所は一番最後)
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
レンタルサーバーによっては.htaccessファイルの編集機能がついているため、そちらを利用して編集すると良いでしょう。
◾️レンタルサーバーごとの.htaccessファイル編集方法
4. 関連記事同士を内部リンクで繋ぐ
4つ目は、関連記事同士を内部リンクで繋ぐという対策です。
内部リンクを使用して関連性の高い記事同士を繋ぐことで、Googleが新しいページをクロールしやすくし、インデックスを促進することができます。
Google は、ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際にリンクをシグナルとして使用します。
引用:Google の SEO リンクに関するベスト プラクティス | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
また、関連性の高い記事同士を内部リンクで繋ぐことで、ユーザーや検索エンジンにとってわかりやすいサイト構造を作ることができます。
このようなサイト構造は、トピッククラスターを形成し、コンテンツ群全体の評価を高める効果があります。
5. サイト速度を改善する
5つ目は、サイト速度の改善です。
Googleではランキングを決める要因の1つとして、Webサイトの読み込み速度が使用されています。
検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。
引用:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google 検索セントラル ブログ | Google for Developers
サイト速度はレンタルサーバーの性能や画像やスタイルシートなどのファイルサイズなど、さまざまな要因に左右されますが、初心者であれば画像サイズの最適化が手っ取り早く取り組めおすすめです。
◾️Webサイトの読み込み速度に影響を与える要因
- レンタルサーバーの性能
- 画像やスタイルシートなどのファイルサイズ
- キャッシュ設定の有無
など
画像の圧縮化には「TinyPNG」などのブラウザ上で使えるツールを使用する方法もありますが、WordPressではアップロードと同時にファイルサイズを圧縮してくれるプラグインが用意されています。
画像圧縮化プラグイン「EWWW Image Optimizer」の使い方に関しては以下の記事で解説しています。
WordPressのSEO対策を成功させるポイント
初心者でも実践しやすいWordPressのおすすめSEO対策については前述の通りですが、成功させるにはいくつかポイントがあります。
- ユーザー第一のコンテンツを作成する
- ページエクスペリエンスを常に意識する
- 結果が出るまで時間がかかることを理解する
以下で1つひとつ順に見ていきましょう。
1. ユーザー第一のコンテンツを作成する
1つ目は、ユーザー第一のコンテンツを作成するということです。
SEOで最も大切なことは、ユーザーにメリットをもたらすユーザー第一のコンテンツを作成することです。
これはGoogle公式のSEOスターターガイドにも記載されています。
検索結果での存在感を高めるには、魅力的で役立つコンテンツを作成することが、このガイドで説明している他のどの方法よりも有効であると考えられます。
引用:Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
そのため、キーワードを意識しすぎて文章表現が不自然になったりすることがないようにしましょう。
2. ページエクスペリエンスを意識する
2つ目は、ページエクスペリエンスを意識するということです。
Googleのコアランキングシステムは、ページエクスペリエンスが高いコンテンツを高く評価するように設計されています。
Google のコア ランキング システムは、優れたページ エクスペリエンスを提供するコンテンツを高く評価するように設計されています。サイト所有者が Google のシステムで高い評価を得るには、ページ エクスペリエンスの限られた要素のみにとらわれないようにすることが必要です。多くの要素について検討し、全般的に優れたページ エクスペリエンスを提供できているかどうかを確認してください。
引用:ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
そのため、CSSを用いて記事を装飾したり、視覚的に分かるインフォグラフィックを使用したり、ユーザー目線でよりよくなる点がないか常に意識しましょう。
3. 結果が出るまで根気よく続ける
3つ目は、結果が出るまで根気よく続けるということです。
SEO対策は一朝一夕で結果が出るものではありません。
長期間に渡ってコンテンツを増やしていったり、必要に応じて内容をアップデートしたりといった継続が必要です。
そのため、初めはうまくいかなくても、数ヶ月〜数年スパンで戦略を立て、忍耐強く続けるようにしましょう。
WordPressのSEO対策の効果検証・改善におすすめのツール
WordPressに施したSEO対策の効果検証・改善をするには以下で紹介するツールを導入するのがおすすめです。
各ツールの概要について簡単にまとめているので、未導入のものがあればぜひ使ってみてください。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
1. Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Webサイトのトラフィックや、サイト訪問者の行動を理解するのに役立つ無料アクセス解析ツールです。
ユーザー数や自社サイトへの流入経路、訪問されたページ、全体・各ページごとのセッション数などのデータが取得できます。
◾️Googleアナリティクスで取得できるデータ
- ユーザー数
- セッション数
- 流入元・ランディングページ
- ユーザーの行動
など
Googleアナリティクスを使用して取得できるデータは、Webサイトのユーザビリティを改善するのに非常に有用です。
Googleアナリティクスの登録方法については以下の記事で解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
2. Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、検索に使われているキーワードや各キーワードの表示回数、順位等を分析できる無料ツールです。
分析だけでなく、XMLサイトマップを登録したり、インデックス登録をリクエストしたりと、検索エンジンへの具体的なアクションを行うことも可能です。
◾️Googleサーチコンソールでできること
- キーワード分析
- XMLサイトマップの登録
- インデックス登録
- モバイルユーザビリティの確認
- 外部リンク、内部リンクの確認
など
Googleサーチコンソールを使用すると、検索順位が高いにもかかわらず、平均的なクリック率(CTR)を下回る記事を特定したりすることができます。
CTRが低い記事が見つかったら、タイトルやmeta descriptionを最適化することで、SEO流入数を増加させる対策を講じることができるでしょう。
まとめ
Webサイトは作って終わりではありません。
ビジネスをオンラインで成長させるためには、SEO対策を実施し、Webサイトに訪問者が訪れやすい仕組みを構築することが必要です。
本記事ではWeb・WordPress初心者でも取り組みやすいSEO対策をいくつか解説したので、ぜひ1つづつ試してみてください。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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